🌷もしも魔法が使えたら😍

今週のお題「もしも魔法が使えたら」
もしも魔法が使えたら…
私は、15年前に亡くなった母に逢いに行きたい

母は、15年半年前に、胃がんと診断を受け、手術も受けましたが、そのかい無くわずか半年でなくなってしまいました。
母は5人の子供を産み、育児をしながら自分の事は常に後回しで全力で生きてきました。
けして裕福ではなかった我が家だったけど、いつでも子供のために、体の弱かった父を助けるために一生懸命仕事をしていた事しか思い浮かべる事ができません。
そんな母ですが、根っからの肝っ玉母さんでお産以外、入院したことがない位の人でした。
亡くなって、知った事ですが、胃がんの診断を受ける2年前、職場の健康診断で再検査を指摘されていたそうです。家族にも全く知らせず、平気だから…と仕事をしながら普通に毎日を過ごしていました。
ある日、お腹が張るから、と胃腸科を受診することになり…
私も車で送迎をすることになりました。
軽い腹痛の診断かと、当然のように思ってたところ、医師は、娘の私だけをよび、お母さんは胃がんだよ。今すぐ手術しないと。と告知されました。
突然の話で、何を言われてるのか理解できず、私は医師に向かって、母はこのまま一旦連れて帰るので、改めて、父と看護師をしている姉に説明してくれるよう依頼しました。もちろん、母には言わないでくれとお願いしました。
私は、母に、お腹の張りは胃腸円らしいと話し、平然を装い、車を運転しました。
普段何気なく通っている道のりが、非常に長く感じた事を覚えています。

その後、夏に手術をし、胃を全摘し、一時はとても元気になりましたが、新年、再入院して、🌸桜の花を見るのは厳しいと宣告されました。
自宅に帰りたい…と母の願いで2月初めに自宅に戻り、看護師だった姉が泊まり込みで看病する日々が三週間ほど続きました。
ある日の明け方、眠るように苦しむことなく亡くなった母。
今から考えると、母は自身の病気を気づいていたのだろうなあと…
その上で知らないふりをしてくれていたんだろうと想います。

もしも魔法が使えたら…
17年前の母にあって、早く病院の再検査を受けるよう話したい。
もし、その時治療を受けてたら、初期の発見で、今頃まだ元気に過ごせているかもしれない、
今頃、大好きな温泉や旅行に行っているかもしれない。
そしたら、今、施設に入っている父も、実家でのんびり母と暮らしているかもしれない。もっともっと親孝行できたかも…

普段は、自分自身の生活に追われて、あまり考えないようにしているけれど、久しぶりに母や父の事を思い浮かべ、涙が止まらなくなりました。
私は、母の分も、一生懸命、楽しんで過ごしていこうと思います。

長長々と読んでいただき、ありがとうございました。